「巨人の若手育成は疑問である」


「巨人の若手は育たない」


そういう意見が多く聞かれます。


「今年の巨人の補強で、若手の出番がなくなる」


そう思うのも無理ないでしょう


しかし、実際にはチャンスがあります。


若手に実力があれば、チャンスはあるのです


・巨人に限らず20代後半はもう若手ではない


20代後半であまり出場していない選手を若手とみることがあります。


藤村、中井、橋本(今季はそこそこ出場)等です。


しかし、彼らは20代後半です。


若手ではありません。


中堅なのです。


もう試合出場機会を与えて、成長させる段階は終わっています。


結果でチームに貢献させることが正解なのです。


「チャンスを与える段階」はもうすでに終わっています。


そう考えると、中井や橋本はよく使ってもらっていた方だと思います。


・20代後半で一軍のポジションを掴めていない選手は放出の対象


25歳まではレギュラーを掴むために、頑張って機会を与えるのはいいと思います。


しかし、26歳以降はもう放出の対象です。


一軍でポジションを掴めていない選手は残念ながら、時が過ぎたと言わざるを得ません。



一軍のポジションはスタメンだけではありません。


寺内のようなユーティリティープレーヤーもそうですし、代走のスペシャリストでもいいです。


とにかく、自分が一軍でいられる意義を25歳までに見出してもらいたいです。


もしそれが無理であれば、その選手はトレードで放出するのがいいでしょう。


その方が選手の為でもあります。



・若手でもレギュラーを取る選手は勝手に取る。気づいたらレギュラーになっている


レギュラーを取る選手というのは、機会を与えれば取るという選手ではありません。


首脳陣を「使わざるを得ない」という風に変えていくのです。


「育てるために使おう」と思われている選手は、レギュラーになれません。


だから、私は育てるために若手をという意見には反対です。


今年の小林や、去年の立岡のように成長する選手は「使わないといけない選手」になっていきます。


結局、いい成績を残したものを使う。そして、そのいい成績を残したのが若手だった。


それが一番いい形なのです。



・だいたいの若手選手は25歳までにレギュラーを取っている。社会人卒は3年以内にレギュラーを取る


橋本などに「チャンスを与えれば育つ」というのは甘い気がします。


なぜなら、今の主力は25歳までにはレギュラーを取っているからです。


坂本・阿部・長野・村田。


今の巨人の主力は何歳の時にレギュラーを取りましたか?


そして、どれぐらい辛抱して使いましたか??


阿部は大卒1年目で、辛抱して使ってもらい、2年目にはレギュラー


坂本は20歳にはレギュラーになっていました。


村田も大卒1年目から、100試合以上出ています。


長野も、25歳の時がルーキーイヤーでしたが、しっかりその年にレギュラーを掴んでいます。


この後、他球団のレギュラー選手も見ていきますが


ほとんど25歳までで、レギュラーは掴みます。


それ以降の年齢になって、一軍でポジションを掴めてないとなると、もう永遠にレギュラーを掴めない可能性が9割以上です。


藤村・中井・橋本がレギュラーで第一線で働くというのは、見切りをつけて、他の選手の指導に当たるのがいいでしょう。


残酷ですが、仕方ありません。


大田のトレードも、本人の為を思っても、素晴らしい決断だったと思います。


・「もっとチャンスを与えれば」と思われている若手選手はダメ


「もっと活躍の場が与えられれば活躍できるんじゃないか」


そう思われてる巨人の若手選手は多いと思います。


しかし、そう思われてる選手はダメです。


去年の立岡を思い出してみてください


「もっとチャンスを与えれば」でしたか??


違うはずです。


「こいつ意外と打つな」→「これだけ打つと外せないな」


という意識だったはずです。


「チャンスを与えれば」は結果が出せてない選手に使う言葉です。


「外せないな」と思わせないとダメなんです。


「チャンスを与えれば」という選手を使ったところで、その先に待っているのは、その起用した選手が一軍半の選手になってしまうか、解雇されるかです。


また話は坂本や長野に戻ります。


今年、マギーや陽を取って、「チャンスがない」と言いますが、坂本や長野の頃は今以上に戦国時代でした。


坂本の頃はショートに二岡が君臨していて、ポジションを奪うのは難しいとされていました。


しかし、二岡が怪我した時を見逃さずにレギュラーに定着しました。


長野の時はセンターに松本哲也が君臨。


レフトにラミレス、ライトに亀井がいました。


控えには谷の存在もありました。


その中で、レギュラーを勝ち取っていったのが長野です。


「今の若手にチャンスがない」という意見が、いかに甘い意見かがお分かりいただけると思います。


代打の層も薄いので、長野の時より圧倒的にチャンスはあります。


「ギャレットより打つなぁ!陽よりも打つなぁ!」


そういう若手が出てこないとダメということです。



長野も決して、使われるチャンスが最初から多かったわけではありません。


ルーキーイヤーは開幕スタメンではありませんでした。



・巨人以外の球団の選手のレギュラーの取り方と年齢


巨人以外の球団で、主力選手になった選手のレギュラーになった時点での年齢も調べました。



丸・・・22歳
菊池・・23歳
田中・・・25歳
鈴木・・・22歳
新井・・・24歳


筒香・・・22歳
梶谷・・・24歳

山田・・・22歳

中田翔・・・22歳


などなど


新井は大卒でドラフト6位にも関わらず、それでも24歳の時に124試合に出場しています。


他にも主力になる選手は20代前半でレギュラーを取っています。


キャッチャーはレギュラーを取るのが、20代後半になることもありますが、それ以外は20代前半でレギュラーをかっさらっていきます。


30歳近くになって、レギュラーを取るとなると、可能性がかなり低くなります。


元中日の和田一浩のような30近くでレギュラーを取る例もありますが、ごくごく稀です。



また、巨人以外の球団になると、他に選手がいないからレギュラーを取れたという意見もあります。


でも、レギュラーを取る選手というのは、3試合ぐらいチャンスを与えて、そこそこヒットを打って、「外せないな」と思わせます。「チャンスを与えれば」と思わせません。


巨人の若手野手にそういう選手はいたでしょうか??


いなかったと思います。


そういう選手が育っていないのは、スカウト・コーチ・選手自身等、様々なところに問題があると言っていいでしょう。


・巨人の若手を育てるなら20代前半。20代後半は諦めよ


これまでも述べたように、主力となる選手はほとんど20代前半でレギュラーを取っています。


今回FAで獲得する陽も23歳の時には100試合以上出場


24歳の年には、141試合出場しています。


それぐらいの年齢で、レギュラーを掴んでこそ主力です。


なので、藤村・中井・橋本らは諦め、岡本・重信・山本らの世代の育成に重点を置くべきです


藤村らも「使えば育つ」と願いたい気持ちはありますが、20代後半まで一軍の居場所を確保できなかった以上、もう遅いのです。


25歳以下の若手をなんとかして、主力に育てたいところです。


・田口のような起用のされ方がレギュラーになる唯一の手段


今年、ピッチャーでは田口が頑張ってくれました。


来年も同様の活躍を期待したいですが、田口のような起用のされ方こそ、レギュラーになる手段です。


田口は「使えば育つ」でしたか??


開幕ローテーションに入っていましたが、それもオープン戦での結果があったからこそ!


「外せない」選手だったのです。


マイコラスの怪我、内海の不調などの要因もありましたが、マイコラス・内海が戻ってきても、先発ローテーションを譲らなかったのは、田口の実力に他なりません。



「チャンスを与えれば育つ」


これで、チャンスを与えられた選手は微妙な感じで終わります。


大田泰示なんかも、4番まで打たせてもらいました。


ただ「外せない選手」にはならなかったのです。


「起用される機会すらないじゃないか」という意見もありますが


実際にはあります。


10試合もないぐらいしかないかもしれませんが、その中でも成績を残してきた。類まれなる技術を練習段階からアピールして、試合でも成績を残した。


そういう選手が今の主力達です。


逆に、それぐらいのチャンスで成績を残せないと、ずっと一軍で残っていくのは難しいでしょう。